東広島市・マツダ株式会社・株式会社博報堂はこのほど、東広島市において、生活者視点での新たな暮らし方と生活価値の創造に向けた協力・連携協定を締結した。

同市は、第五次東広島市総合計画で将来の都市像「未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市~住みたい、働きたい、学びたいまち~東広島」を掲げている。同協定は、この将来の都市像に基づく「暮らし輝き笑顔あふれる生活価値創造のまち」の実現に向けたものであるとしている。

人口約19万人を擁する東広島市には、広島大学をはじめとする学術研究機関・産業・国際的で多彩な人材(外国人の割合は約3.8%)・豊かな自然環境など、多くの資産があると3組織はみている。同市はこれらの特長をマツダ株式会社と株式会社博報堂と連携して、人口増加、地域産業・文化の広がり、サステナブルな生活・暮らし方を可能にする仕事・事業を創りだすサーキュラーエコノミーの実現を目指す。

マツダ株式会社と株式会社博報堂の特長について、3組織は以下のように認識している。

  • マツダ株式会社:再生可能エネルギーやEVをはじめとしたモビリティ関係の技術や知見を有する
  • 株式会社博報堂:マーケティング・ブランディングなどをはじめとした技術や知見、クリエイティブな人材を有する

3組織は、住民参加型の研究・事業企画プラットフォームを創造し、地域と協議しながら具体的な構想・施策の構築へと進めていきたいとしている。東広島市は、すでに広島大学と進めている「世界に貢献するイノベーション創造のまち」を目指す取り組みと、「地域での生活価値創造のまち」を目指す同取り組みで、誰もがいきいきと暮らし、働くまちを創造していく意向だ。

同協定の内容は、下記のとおり。

  1. 東広島市における地域住民や地域に関わるさまざまな人の声による共創ビジョンを確立すること
  2. 東広島市における官民の連携イノベーションによる新産業創出と人口増加につながる施策を考案すること
  3. 産業・自然・その他の東広島市が持つ資産の活用に関すること
  4. 地域循環共生圏を確立すること
  5. 上記の研究を主な目的とした研究所の設立を検討すること
  6. そのほか、同協定の目的を達成するために必要な施策に関すること

【プレスリリース】東広島市、マツダ株式会社、株式会社博報堂による東広島市の生活価値創造に関する連携協定の締結
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