ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究者らはこのほど、世界中の政府が無料で提供する学校給食は、世界の飢餓を抑制し、持続可能なグローバル食料システム促進に活用できる可能性があるとする研究結果を発表した。
UCLイノベーション・公共目的研究所が発表した報告書「学校給食への使命指向アプローチ:省庁横断的かつ多部門にわたる産業戦略の機会」において、研究者らは、政府が学校給食調達を活用し、より良い農業慣行の促進、栄養価の高い食事へのアクセス改善、地域経済発展の拡大を図る方法を検討した。研究チームは、スコットランド・スウェーデン・ブラジルの事例研究を通じ、学校給食を経済的手段として活用する既存の取り組みと今後の可能性を探った。報告書の概要は以下のとおり。

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学校給食は経済成長と食料システムの変革を促進する。英大学の研究より
和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。