新たに設立された組織「WRAP EU」は6月11日、ベルギーのブリュッセルで初の主要会合を開催した。この会合は、EUの改正廃棄物枠組指令の下で導入が見込まれる主要な新政策、特に食品廃棄物報告の義務化と繊維製品の拡大生産者責任(EPR)制度をテーマに、欧州をサーキュラーエコノミーに基づく生活様式「サーキュラーリビング」へ移行させる方策を議論するために開かれた。

会合には、欧州委員会の関係者をはじめ、食品、プラスチック、衣料品セクターの企業幹部、金融機関、NGO、財団、欧州議会議員らが集結した。議論の背景には、改正廃棄物枠組指令の最終投票が遅れているという喫緊の課題がある。この遅延により、多くのEU加盟国は2025年1月から義務付けられる使用済み繊維製品の分別収集を開始するものの、それを効果的に管理するためのインフラや、その整備を財政的に支えるEPR制度が未整備のままという状況に直面している。

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