北米で進むサーキュラーエコノミー移行に向けた取り組みは、ヨーロッパや世界の他の地域と比べ、どのように異なっているのだろうか。
サーキュラーエコノミーは、新型コロナ危機からの社会的・経済的回復の道筋を示すとともに、イノベーションを加速させ、将来的にその地域の繁栄をもたらす。フィンランド、ヘルシンキにてThe Finnish Innovation Fund Sitraが開催したウェブフォーラム「WCEFOnline(World Circular Economy Forum Online)」(世界循環経済フォーラムオンライン)のプログラムの一つ「The journey to a circular economy in the Canada-US Region(カナダ・アメリカ地域でのサーキュラーエコノミーへの道のり)」では、北米のビジネス・政治のリーダーが一同に集まり、サーキュラーエコノミーへの移行のなかでのエネルギー・資源・製造における課題を共有し、常に変化し続ける世界の消費や雇用の流れから、今後サーキュラーエコノミーへの移行を推し進める中での新たな原動力となる分野について議論を交わした。
本記事は、このイベントでのレポートを通して、北米のサーキュラーエコノミー移行への現状と課題を理解し、チャンスを探るものである。

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西崎 こずえ
西崎 こずえ(にしざき こずえ)。オーストラリア・キャンベラ大学卒。アムステルダムを拠点とするサステナビリティ特化型コンサルティング企業「Horizon Green(https://www.horizongreen.eco/)」ファウンダー。サーキュラーエコノミー、再生可能エネルギー・水素、クリーンテック分野において、主に欧州と日本の企業・政府機関を支援。事業性とサステナビリティの統合に強みを持ち、ビジネスモデル構築、R&D支援、商談調整、プロジェクトマネジメント、投資家・技術パートナーとの連携、研修プログラムの提供など多岐にわたるサービスを展開。サステナビリティに情熱を注ぐ人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人。