持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)はこのほど、国際資源パネルが2024年3月に刊行した報告書「世界資源展望2024」の概説と企業への推奨行動をまとめた報告書を発表した。
世界資源展望2024は、過去50年間における物質採取量の著しい増加が地球の三重危機「気候変動」「自然と生物多様性の喪失」「汚染と廃棄物」に拍車をかけていると強調。世界の消費と生産を削減するための緊急かつ協調的な行動がなければ、天然資源の採掘量は2060年までに2020年比で60%増加し、気候・生物多様性・人間の健康へのリスクが増大する可能性があると警告する。WBCSDの報告書の概要は、次のとおり。
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和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。