ユニリーバ・ジャパンは11月2日、プラスチックがごみにならない社会のために行動した消費者にポイントを付与し、エコグッズやLINEポイントなどと交換できる、UMILE(ユーマイル)プログラムを開始した。
同プログラムは、「お得にエコ活!」というキャッチコピーのもと、毎日の暮らしのなかで気軽かつお得にプラスチックの使用量削減や循環利用に取り組むことを目的としている。ボトル製品に比べ、プラスチックの使用量が約70~90%減らせるユニリーバのつめかえ製品を購入したり、空容器をパートナー店舗の回収ボックスに入れてリサイクルに協力したりすることで、UMILE(ユーマイル)というポイントが付与される。UMILEでエコグッズやLINEポイントに交換できるほか、子どもたちのために活動している団体に寄付することが可能だ。
UMILEと交換可能なコース詳細(提供:ユニリーバ・ジャパン)
本プログラムを通じて回収した空容器は、再生工場に運搬して処理・加工し、エコグッズなどにリサイクルする予定だ。同時に、シャンプーのボトルを再びシャンプーのボトルに戻す「ボトル to ボトル」に向けた検討も進める。また、自主回収した空容器にて、容器包装リサイクル法の再商品化委託義務量の削減を行い、その差分を「UMILE(ユーマイル) プログラム」の原資の一部とし、この施策に共感・参加する消費者に還元していく。
UMILEプログラムにおけるプラスチックリサイクルの流れ(提供:ユニリーバ・ジャパン)
同プログラムは、2020年11月2日~2021年10月31日に開催され、同社の公式LINEアカウントを登録した後に、購入した対象製品とレシートの写真、もしくは回収ボックスの指定の位置に空容器を乗せた写真をLINEのトーク画面に送るとUMILE(ユーマイル)が付与される。消費者は、グッズ・寄付・LINEポイントの3つのコースから選択し交換できる。
UMILEプログラムの参加方法(提供:ユニリーバ・ジャパン)
ユニリーバでは廃プラスチックをめぐる課題に対し、2025年までに、「プラスチックパッケージを100%再利用可能・リサイクル可能・堆肥化可能にする」「非再生プラスチックの使用量を半減する」「販売する量よりも多くのプラスチックパッケージの回収・再生を支援する」という目標を発表し、世界各地で取り組みを進めてきた。同社でも、プラスチックの使用量を年間100トン以上削減したほか、ラックスやダヴ、クリアのパッケージに再生プラスチックを最大95%採用するなどの取り組みを実施している。
ユニリーバ・ジャパンは今後日本全国に、より環境に優しい習慣を広め、プラスチックが資源として再利用される循環型社会への早期転換を目指し、本プログラムを継続的に実施していく意向を発表した。
なお、2020年11月2日現在の回収パートナー店舗は下記の通りだ。(パートナー店舗についての最新状況はこちらより確認できる)
回収パートナー店舗(五十音順)
東京都内:2020年11月2日より回収ボックスを設置
- イオン葛西店
- イオン東雲店
- イオンモール日の出
- イオンむさし村山店
- イオンスタイル板橋
- イオンスタイル品川シーサイド
- イオンスタイル多摩平の森
- イオンスタイル碑文谷
- イオンスタイル南砂
- ザ・ビッグ昭島店
- 島忠 ホームズ葛西店
- 島忠 ホームズ仙川店
- 島忠 府中店
- ツルハドラッグ亀有店
- ローソン ゲートシティ大崎アトリウム店
- ローソン TOC大崎店
埼玉県内:2020年12月より回収ボックスを設置
- メガセンタートライアル上里店
【プレスリリース】ユニリーバ・ジャパン、UMILE(ユーマイル)プログラムをスタート
【参考】ユニリーバ エコポイントプログラム UMILE(ユーマイル)