欧州のプラスチックリサイクル推進プラットフォームであるRecyClassは7月3日、自動車および電子・電気機器(EEE)分野を対象とした、初のリサイクル性評価プロトコルを公表した。このプロトコルは、製品の設計段階からリサイクル性を考慮に入れる「リサイクルのための設計(Design for Recycling)」を業界全体で推進するための、科学的根拠に基づいた統一基準となる。
今回発表されたプロトコルは、欧州の最新のリサイクルインフラを基準に策定されており、自動車や電子・電気機器で広く使用され、回収・リサイクルされている6種類のポリマーに焦点を当てている。
具体的には、ポリプロピレン(PP)、ミネラル充填ポリプロピレン(PP-MF)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、そしてポリカーボネートとABSのブレンド(PC-ABS)が対象。自動車では内外装部品、電子・電気機器では筐体などに広く使われるこれらの素材の循環利用を促進することが狙いだ。

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Circular Economy Hub Editorial Team
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