循環型の電子機器の推進を担うグローバル企業によるパートナーシップであるCircular Electronics Partnership(CEP)はこのほど、電子機器におけるサーキュラーエコノミー移行に向けた考え方を整理したレポート「Circular Electrics System Map ~ An industry blueprint for action~ 」を発表した。前編では、循環型経済システムに即した電子機器の定義を中心に見てきた。後編では、本レポートが電子機器のサーキュラーエコノミー移行に向けたイネーブラーと定めた項目を確認しつつ、目指すべき移行のあり方に言及したい。

1. 循環型の電子製品を可能にするシステム、その12のイネーブラーとは?

ここまで循環型の電子製品について3つの属性に基づいた定義づけを論じてきた。しかしながら、この3つの属性を満たす電子製品はまだ大規模には存在せず、完全な循環型システムというのは現時点では仮説に過ぎない。こうした中にあって、企業は徐々に製品を変化させ、製品を循環させるシステムを構築し始めている。本レポートでは、先の3つの属性に基づいた電子製品の定義を前提に、循環型製品を大規模に展開するために不可欠な12のシステムイネーブラーに基づき、循環型の電子製品を可能にするシステムとはどのようなものかについても説明されている。

素材領域

1. 循環型資源のための需要と供給の調整

二次資源が必要な時に、必要な量、必要な品質、必要な仕様で利用できるようにするためには、中立的な団体になどによる高い透明性を持った循環型システムの運営が求められる。二次資源のサプライチェーンは、バージン素材のサプライチェーンと同様の流動性と柔軟性を持って運営されており、回収施設間の緊密なパートナーシップと効率的なロジスティクス・ソリューションによって実現される必要がある。さらに、二次素材市場で供給者と調達者が経済的に成り立つためには、二次資源の供給コストが大半のバージン素材の価格を下回る状態が発生しなければならない。

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