富裕層を対象とした資産運用サービスを提供するスイスに本拠を置くロンバー・オディエ・インベストメント・マネージャーズ(Lombard Odier Investment Managers)とAlliance to End Plastic Waste(廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス。以下、AEPW)はこのほど、廃プラ削減の規模拡大に向け、サーキュラープラスチック基金を設立すると発表した。
廃プラのリサイクル率の低さは世界で大きな問題となっている。現在リサイクルされている廃プラは9%に過ぎず、残りは焼却や埋め立て処理、あるいは廃棄物として環境中に排出されている。こうした状況に対応する解決策や技術は存在するが、さらなる技術開発やリサイクル規模拡大に圧倒的に不足しているのは設備投資であるとAEPWはみている。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。