オーガニックスーパーマーケットを運営するビオセボン・ジャポン株式会社は11月6日より、リサイクルを目的としたドネーション参加型のペットボトル回収機の導入を開始した。回収した資源は容器にリサイクルされ、ビオセボンで販売する一部のデリカ商品に活用しリサイクルループを構築する。実施にあたり、旗艦店の麻布十番店(東京都港区)と武蔵小杉店(神奈川県川崎市)の2店舗にペットボトル回収機を設置し、地域の顧客とともに資源リサイクルを実施する。

国内初事例となるペットボトル回収機によるドネーション参加

ペットボトル回収機としては国内初のドネーション参加型のものを、株式会社寺岡精工と開発し導入する。リサイクルだけでなく、顧客の環境意識を寄付という形で実現した。寄付先は、公益財団法人日本ユニセフ協会、日本赤十字社、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)から選択することができる。1本1円として集計し、年1回各団体へ寄付を実施する。

寄付先を示すタッチパネル(提供:ビオセボン・ジャポン)
© 1986 Panda Symbol WWF-World Wide Fund For Nature (Formerly World Wildlife Fund)
® “WWF” is a WWF Registered Trademark

リサイクルを促進するデザイン

より多くの人がこの取り組みに参加しやすくなるようなデザインを考案。子どもの環境教育の一環として、気軽に楽しくリサイクルに参加できるようカジュアルなデザインを採用した。また、ペットボトル投入口は高さ約90cmで、子どもや車椅子の方も投入しやすい高さに設計されている。

ペットボトル回収機イメージ(提供:ビオセボン・ジャポン)

リサイクルでCO2排出量を30%削減

ペットボトル回収機は、500mlペットボトル換算で180本収納可能。寺岡精工独自のプレ裁断方式で、通常ボトルサイズの約3分の1に減容可能のため、リサイクル回収資材運搬のCO2排出量の削減が可能となる。

また、ペットボトル回収機で回収した資源は株式会社エフピコでシート化され、エコAPETⓇ(株式会社エフピコのオリジナル環境対応透明容器)としてリサイクルされる。再生された容器は、ビオセボンの一部のデリカ容器に活用。再生容器を使用することにより、従来使用していた資材に比べ約30%のCO2排出量削減に貢献する。


ビオセボンのペットボトル回収リサイクルループ(提供:ビオセボン ・ジャポン)

ビオセボン・ジャポンは、今後導入店舗を拡大し、地域の顧客とともに循環型社会の構築に貢献できるオーガニックライフスタイル・スーパーマーケットを目指している。地域の人々に密着することを意識したこの活動により、リサイクルをより身近に感じることができるだろう。

【プレスリリース】国内初!寄付先が選べるペットボトル回収機ビオセボン2店舗(麻布十番店・武蔵小杉店)に設置

冒頭画像は、武蔵小杉店で設置されたペットボトル回収機(提供:ビオセボン・ジャポン)