オーストリアに本社を置く大手化学企業ボレアリス社は6月4日、1億ユーロ(約170億円)以上を投じ、ドイツのブルクハウゼンにある生産拠点の生産能力を増強すると発表した。この戦略的投資により、リサイクル可能な革新的素材の供給を拡大し、欧州におけるサーキュラーエコノミーへの移行を加速させる狙いだ。

新設される生産ラインでは、同社が開発した革新的な高溶融強度ポリプロピレン(HMS PP)発泡材「Daploy™」を生産し、その能力を現在の3倍に引き上げる計画だ。新ラインの稼働は2026年後半を予定している。

Daploy™は、ボレアリス社のオーストリア・リンツにあるイノベーションセンターが開発を主導した素材だ。ポリプロピレンは、自動車のバンパーや内装、家電製品の筐体、食品容器など、私たちの身の回りで幅広く利用されている汎用プラスチックの一種だ。このポリプロピレンを発泡させることで、素材内部に微細な気泡を形成し、軽量でありながら高い機械的強度を両立させている。

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