EU支援の研究プロジェクト「ReSoURCE」は11月17日、耐火物廃棄物を高純度の二次原材料へと再生するAI搭載の移動型選別システム「RAPTOR」を発表した。製鉄やセメント、ガラス産業などで使われる耐火物のリサイクルを高度化し、EUの資源安全保障や脱炭素政策を支援する目的だ。
RAPTORは、世界的な耐火物メーカーRHI Magnesitaが主導する欧州技術コンソーシアムが開発したシステムで、レーザー誘起分光(LIBS)やハイパースペクトルイメージング(HSI)とAIを組み合わせ、混合状態の使用済み耐火物を自動で分析・分類する。従来は再利用が難しかった複雑な廃棄物を、高温産業で再び使用可能な品質の二次原材料として回収できる点が特徴だ。
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Circular Economy Hub Editorial Team
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