パナソニック株式会社はこのほど、SDGs達成に向けた同社の取り組みについて有識者と共に語るオンラインセミナー「パナソニックSDGsセミナー」を10月28日に開催することを発表した。

第一回のテーマは、“サーキュラーエコノミーで考える これからの持続可能なくらし”だ。サーキュラーエコノミーを題材として、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向けた取り組み方について、企業と生活者の両方の視点から議論を行う。

開催日時は10月28日18時から19時30分までで、誰でも無料で参加でき、申込はこちらから可能だ。パネルディスカッションのテーマは、「サーキュラーエコノミーとは?」、「持続可能なくらしや企業活動に必要なこと」、「パナソニックのサーキュラーエコノミーへの取り組み」だ。

登壇者は中石和良氏(一般社団法人サーキュラーエコノミー・ジャパン代表理事)、末吉里花氏(一般社団法人エシカル協会代表理事)、石橋健作氏(パナソニック株式会社 品質・環境本部 環境経営推進部 グローバル環境推進課 サーキュラーエコノミーユニット ユニットリーダー)で、モデレーターは神保重紀氏(日経BP 総合研究所 主席研究員)である。

パナソニックは創業以来、「健全な社会発展に貢献すること」を経営理念としている。同社はこの理念に基づき、商品やサービスを提供する事業活動を中心に、様々なステークホルダーとの協働・共創を含めたあらゆる企業活動を通じてSDGsの達成に貢献していくことを発表している。

2010年にパナソニックは、CO2削減と資源循環を中心に、水・化学物質・生物多様性という5つの環境課題への取り組みを推進するグリーンプラン2018を策定し、2013年に改定を行った。その後、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議を背景にCO2削減への社会要請の高まりを受けて、2016年に再度グリーンプラン2018の改定を実施している。

さらに同社は、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向けて、クリーンなエネルギーでより良く快適にくらせる社会を目指す「パナソニック環境ビジョン2050」を2017年に策定した。同ビジョンの実現に向けて、以下の2つの活動に取り組んでいる。

  1. 「クリーンなエネルギーで安心してくらせる社会をつくること」
    エコでスマートな生活空間の提供と、エコでスマートな移動・輸送への貢献に取り組む
  2. 「持続可能な社会を目指した事業推進をすること」
    資源の有効活用の促進とCO2ゼロの工場づくりに取り組む

環境ビジョン2050では、創・蓄・省・エネルギーマネジメントに関する商品、技術、ソリューションの開発を通じて、同社グループが使うエネルギーの削減と、それを超えるクリーンなエネルギーの創出・活用を進めていく方針だ。

【プレスリリース】「パナソニックSDGsセミナー」を開催 “サーキュラーエコノミーで考える これからの持続可能なくらし”
【参照サイト】環境:方針
【参照サイト】環境:パナソニック環境ビジョン2050