内閣官房水循環政策本部事務局は10月29日、企業の水循環に資する取組を促進するために開始された「水循環企業登録・認証制度」により、89社を「水循環ACTIVE企業」として認証し、10社を「水循環CHALLENGE企業」として登録したことを発表した。

本制度は2024年度に開始。水循環に関心がある企業や、積極的に取組を実施している企業を認証・登録するもので、企業のインセンティブを高め、取組を一層推進することを目的としている。

「水循環ACTIVE企業」には水循環に資する取組を積極的に実施している企業が、「水循環CHALLENGE企業」には水循環に資する取組に関心があり計画を有する企業が選定されている。

代表的な取組例としては、水源域の森林整備や保全、地下水への還元、事業活動における水使用量削減、社外への教育・啓発活動、河川清掃への協力、自社以外での水源涵養支援などが挙げられる。

「水循環ACTIVE企業」のなかでも、水量や水質へ直接的に貢献する取組を「水量水質カテゴリー」として、また人材や資金、機材等を介して貢献する取組を「人材資金カテゴリー」として、それぞれ認証。両カテゴリーの認証を受けている企業は、花王株式会社、キッコーマン株式会社、大日本印刷株式会社、大和ハウス工業株式会社など16社だ。

さらに2026年1月には水循環企業連携フェアが開催予定。企業間の情報共有や連携を促し、多くの企業が水循環に資する取組を継続・推進するための環境づくりが今後も進められる予定だ。

【プレスリリース】99社を「水循環企業」に登録・認証しました!~水循環に資する取組に関心がある企業のインセンティブを高め、より一層取組を推進~
【参照記事】水循環企業登録・認証制度 令和6年度審査結果の概要
【参照記事】水循環ACTIVE企業一覧(令和6年10月認証)
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