2050年までに完全循環型経済への移行を目指すアムステルダム市は、今年、市内に在籍する中小規模の製造企業を対象にした新しいツール「サーキュラースキャン」と専門家によるアドバイザリーサービスの提供を開始した。
サーキュラースキャンとは?
サーキュラースキャンは、企業の特性や改善したい製品に合わせて行われ、製品のサーキュラリティと持続可能性について現状を可視化し、専門家とともに改善のための具体策を導き出す。2つのモジュールからなり、モジュールAはサーキュラリティ向上、モジュールBは気候変動への悪影響改善を目的として設計されている。

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西崎 こずえ
西崎 こずえ(にしざき こずえ)。オーストラリア・キャンベラ大学卒。アムステルダムを拠点とするサステナビリティ特化型コンサルティング企業「Horizon Green(https://www.horizongreen.eco/)」ファウンダー。サーキュラーエコノミー、再生可能エネルギー・水素、クリーンテック分野において、主に欧州と日本の企業・政府機関を支援。事業性とサステナビリティの統合に強みを持ち、ビジネスモデル構築、R&D支援、商談調整、プロジェクトマネジメント、投資家・技術パートナーとの連携、研修プログラムの提供など多岐にわたるサービスを展開。サステナビリティに情熱を注ぐ人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人。