サーキュラーエコノミーは、成長を再定義し、世界経済にレジリエンスをもたらすものとして、コロナ禍の世界でこれまで以上に必要とされている。そして、世界経済がサーキュラーエコノミーに移行していくためには、政策と金融が大きな鍵を握る。
本記事では、フィンランド、ヘルシンキにて開催されたウェブフォーラム「WCEFOnline(World Circular Economy Forum Online)」(世界循環経済フォーラムオンライン)のプログラムの一つ「Enabling the circular economy: the role of policy and finance(サーキュラーエコノミー実現における政策と金融の役割)」のレポートを通して、世界の金融セクターと政策立案者らが投資機会を捉え、サーキュラーエコノミーへの移行を加速させるさせるために私たちが果たす役割と必要となるアクションを考える。
まず、このセッションはイギリスのエレン・マッカーサー財団創業者、デイム・エレン・マッカーサー氏の基調講演から始まった。

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西崎 こずえ
西崎 こずえ(にしざき こずえ)。オーストラリア・キャンベラ大学卒。アムステルダムを拠点とするサステナビリティ特化型コンサルティング企業「Horizon Green(https://www.horizongreen.eco/)」ファウンダー。サーキュラーエコノミー、再生可能エネルギー・水素、クリーンテック分野において、主に欧州と日本の企業・政府機関を支援。事業性とサステナビリティの統合に強みを持ち、ビジネスモデル構築、R&D支援、商談調整、プロジェクトマネジメント、投資家・技術パートナーとの連携、研修プログラムの提供など多岐にわたるサービスを展開。サステナビリティに情熱を注ぐ人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人。