持続可能なファッションを目指すプラットフォームFashion For Good はこのほど、繊維廃棄物の大規模な分析と、繊維リサイクル業者の処理能力のマッピングを可能にするSorting for Circularity Project(循環に向けた選別プロジェクト)を立ち上げた。これまで手動で行われてきた繊維廃棄物の選別プロセスの改善を目指している。
廃棄される繊維の量は年々増加しており、今後さらなる加速が見込まれる。廃棄される繊維の一部は再利用されているが、多くはリサイクルに転用されているのが現状だ。繊維を効率よくリサイクルするために必要なインフラを構築するには、それらの材料を正しく把握する必要がある。手作業に大きく依存している既存の繊維選別システムでは信頼性が低いとされてきた。また、衣料品に材料表示ラベルがついていないことが多いため、選別に関する正確な判断をすることが難しい点が課題である。
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和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。