世界経済フォーラム(WEF)は6月23日、かつてプラスチック汚染の主要排出地域とされた東南アジアが、現在では対策とイノベーションのハブへと変貌しつつあるとの見解を発表した。この動きを加速させるため、WEFはグローバル・グリーン成長研究所(GGGI)との連携を強化する了解覚書(MOU)を締結したことも明らかにした。
国連の推定によると、世界では毎年4億トン以上のプラスチックが生産され、そのうちリサイクルされるのは10%未満だという。年間1,100万トンと推定されるプラスチック廃棄物が河川や海に流出しており、生態系や人間の健康に深刻なリスクをもたらしている。こうした背景から、現在170カ国以上が参加し、法的拘束力のある国際プラスチック条約の締結に向けた交渉が進められている。

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「東南アジアはプラスチック汚染対策のハブへと変貌しつつある」東南アジアの官民連携モデル事例をWEFが紹介。GGGIとの連携強化も発表
Circular Economy Hub Editorial Team
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