企業や団体が、自社や自社製品の環境への貢献や社会的責任を誇張し、持続可能性や環境への配慮を装ったり、誤解を招くような宣伝やマーケティング活動を行ったりすることを指すグリーンウォッシュ。世界のグリーンウォッシュ規制をリードする形で進んでいるEU加盟国を対象とする欧州グリーンウォッシュ規則案の内容から、サーキュラーエコノミーを推進する企業にとってどのような影響があるのか考えてみたい。
*本記事の前編からの続きです。
ルール7:気候変動への取り組みに関する訴求
「カーボンニュートラル」「ネットゼロ」といった気候変動対策に絡んだ一般的な環境訴求に関わる用語は、平均的な消費者にとって難解だという認識に基づき、訴求の対象範囲を限定して的確に伝えることが求められる。対象は製品なのか、部品なのか、包装なのか、サービスなのか、あるいは全体なのか。製品ライフサイクルの全部、または一部についてなのかという点への言及も必要になる。
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木村 麻紀
環境と健康を重視したライフスタイルを指すLOHAS(ロハス)について、ジャーナリストとしては初めて日本の媒体で本格的に取り上げて以来、地球環境の持続可能性を重視したビジネスやライフスタイルを分野横断的に取材し続けている。サーキュラーエコノミー(CE)における関心領域は、CE×社会包摂的まちづくり、CE×教育など。SDGs.tv公認ラーニングコーチ。
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