アップルはこのほど、同社のインパクトアクセラレーターに採択された環境サービス事業を行う黒人・ヒスパニック・ラテン・先住民の企業16社を紹介した。「人種的平等と正義イニシアチブ」の一部であるインパクトアクセラレーターは、トレーニングとメンターシップを提供し、企業成長を支援する目的がある。

今回は第二期となり、企業は目標達成のための3か月プログラムに参加する。選定された企業はアップルのサプライヤーとして必要な知識とツールを提供するトレーニングを受け、アップルのメンターと専門家に会い、環境目標に沿った事業の優先や、サプライチェーンと成長に特化した主要なエグゼクティブ教育プログラムによる奨学金の機会を得る。

企業はアップルが2030年までに製造サプライチェーン全体でカーボンニュートラルを達成するため、アップルとのビジネスチャンスを検討する。アップルは2020年以来、企業活動においてカーボンニュートラルを達成している。

アップルのEnvironment, Policy, and Social Initiativesの副代表 Lisa Jackson氏は、「気候変動と戦うには私たちは協力して革新的なソリューションを開発しなければなりません。そして、コミュニティを啓発し元気づけるのです。今回のインパクトアクセラレーターとともに重要な選定企業の事業を次の水準に引き上げるのを嬉しく思います。環境の進歩と公正に向けた弊社のコミットメントを誇りに思います」と述べた。

選定された16社は、家族経営の中小企業、女性所有の企業、パブリック・ベネフィット・コーポレーションなどで、クリーンエネルギー・水・リサイクル・炭素除去・エネルギー効率のイノベーションを推進し、気候変動や環境問題による影響を受けているコミュニティに奉仕するというアップルの公約を共有している。16社の概要は次のとおりである。

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