英ブルネル大学の研究チームは、リサイクルしたペットボトルから飲料に溶出する可能性のある化学物質193種類を検査した結果、150種類の化学物質が飲料に溶出したことを発見し、そのうち18種類の化学物質が規制値を超えていたと発表した。同研究結果は科学誌「Journal of Hazardous Materials」に5月に掲載される。

食品接触化学物質(FCC)は、包装された食品や飲料に含まれていることが多いが、低濃度であれば安全であると考えられている。しかし、リサイクルされたポリエチレンテレフタレート(rPET)に充填された飲料は、バージンPETに充填された飲料よりも高濃度のFCCを含むことが同研究で明らかにされた。ペットボトルのリサイクルが安全性と品質に与える影響については今後調査するとしたうえで、rPETはバージンPETに比べてアンチモン(Sb)とビスフェノールAの溶出が多いことを研究チームは報告した。

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