中部電力ミライズは8月22日、不要品の回収・選別・再流通を手がけるECOMMITおよび日本郵便と連携し、資源循環に関する新たな取り組みを開始した。3社の協業により、不要品回収サービス「宅配PASSTO(パスト)」の利便性を高め、中部エリアにおける資源循環型ライフスタイルを支えるインフラ構築を目指す。
今回の連携は、中部電力ミライズとECOMMITが提供する不要品回収サービス「宅配PASSTO」が対象だ。同サービスは、中部・関西の一部エリアを対象に2025年3月3日から開始されたもので、利用者が不要になった衣類や雑貨などを自宅から発送できる。従来は自宅への集荷のみに対応していたが、今回の取り組みにより、2025年8月22日から11月20日までの期間限定で、日本郵便の「ゆうパック」を活用した郵便局やコンビニエンスストアへの持ち込みが可能になる。
この連携は、エネルギーインフラを担う中部電力ミライズ、全国的な物流網を持つ日本郵便、そして不要品の回収から再流通までを一貫して行う資源循環の専門企業であるECOMMITという、各社の強みを活かしたものだ。消費者の多様なライフスタイルに合わせて回収方法の選択肢を広げることで、手軽に資源循環へ参加できる機会を創出し、地域におけるサーキュラーエコノミーの推進を狙う。連携の背景には、ECOMMITと中部電力が2024年2月に締結した「資源循環型の地域づくり実現に向けた業務連携に関する協定」があり、中部電力ミライズは2024年8月から同協定に加わっている。
また、取り組み開始に合わせてキャンペーンも実施する。期間中に「宅配PASSTO」を利用した中部電力ミライズの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」の会員を対象に、抽選で500名にカテエネポイント500ポイントを付与する。
【プレスリリース】ECOMMIT、日本郵便、および中部電力ミライズによる「宅配PASSTO(パスト)」を活用した資源循環に関する新たな取り組みについて~ご自宅への集荷に加えて、郵便局・コンビニなどへの不要品のお持ち込みが可能に~
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