循環型経済における「新しい関係性のデザイン」をテーマにした展示会「crQlr Awards Exhibition: New Relationship Design」が、3月1日から24日まで開催される。2023年に実施された循環型経済をデザインするグローバル・アワード「crQlr Awards(サーキュラー・アワード)2023」の特別賞である「FabCafe Global Prize」を受賞した3つのプロジェクトを中心に、「New Relationship Design(新しい関係性のデザイン)」というコンセプトで、同アワードの受賞プロジェクトを紹介する。

主催は、オープンコラボレーションを通じてウェブ、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニーの株式会社ロフトワークと、クリエイティブコミュニティのFabCafe Global。メディアスポンサーとして、ハーチ株式会社が運営する「IDEAS FOR GOOD」と「Circular Economy Hub」が協賛。

crQlr Awards 2023では、約2ヶ月の応募期間中に、世界43カ国から、企業や団体、スタートアップ、デザイナーなどによる140のプロジェクトが集まった。従来の産業構造やシステムの枠組みを越え、新しい関係性を構築することで循環型社会の実現を目指すプロジェクトやアイデアが、特別賞を受賞した。

特別賞を受賞したプロジェクトは、プラスチックごみから変換された成分を使って食品サンプルを作成する「Guilty Flavours」、磯焼けで減少しつつある海藻を、環境負荷の少ない陸上栽培と海面栽培によって蘇らせ、海藻の新しい食べ方を提案する「Sea Vegetable Circulation」、そして国産木材の活用で地方に雇用を生み出す台湾発のプロジェクト「森林循環‧林業創生,REWOOD」の3つ。

本展示会期間中の3月8日午後5時からは、「新しい関係性のデザイン」をテーマとしたcrQlr Awards 2023審査員と受賞者が集うオンライントークイベント「crQlr Summit 2024 TOKYO」(事前申込制)を開催予定。

また、会場では、展示プロジェクトの背景などを深掘りできるツアー「crQlr Awards Exhibition Tours」も実施される。その他にも、特別賞の「Sea Vegetable Circulation」とコラボレーションした期間限定のFabCafeメニューも登場。多彩な切り口でアワードの魅力を体感できる。

【プレスリリース】循環型経済をテーマにした「crQlr Awards 2023」受賞プロジェクト展をFabCafe Tokyoにて開催
【参照記事】crQlr Awards Exhibition TOKYO: New Relationship Design
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※画像の出典:株式会社ロフトワーク