欧州の環境NGOである欧州環境局(EEB)は、欧州委員会が検討を進めるサーキュラーエコノミー法について、現行の方向性では本来の目的を果たせない可能性があると警鐘を鳴らした。政策対話の内容を踏まえ、同団体は声明を発表し、同法案が「本質を捉え損ねている」と指摘し、方針転換を求めた。

同法案は今夏以降の公表が見込まれているが、EEBによれば、欧州委員会の検討はリサイクルやEU域内のルール統一に重点が置かれており、過剰生産や過剰消費、持続不可能な資源利用といった根本課題が十分に扱われていない。こうした課題は、資源依存や地政学的リスクの高まりといった欧州の構造的な脆弱性にも直結し、産業競争力や社会の安定を揺るがす要因になると指摘している。

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