国際環境NGOのグリーンピース・ジャパンは世界環境デーの6月5日、アイデア・コンペ「NEXT ECO 100」をサステナブル・ブランディングを手掛けるimageMILL株式会社と共同で立ち上げ、アート作品の募集を開始した。

コンペの募集テーマは「コンビニ、カフェ、スーパーなど、身近なお店からプラスチックがなくなったら?あなたが考える、使い捨てプラスチックのない未来の姿を作品にしてください」。

アートを通じて国際的な問題となっているプラスチック汚染の認知度を高め、使い捨てプラスチックがなくなった未来の世界を想像し、カフェやスーパーなどの新しいビジョンを創り出す狙い。募集受付は8月31日まで。

入賞者の発表は9月30日。ベストアイデア賞(1点)に選ばれた受賞者を、11月25日から12月1日に韓国・釜山で開催される、国際プラスチック条約策定のための第5回政府間会合(INC-5)関連イベントに招待する。

また、ベストサステナビリティアイデア賞(1点)、ベストユースアイデア賞(1点)の受賞者は、12月に予定されている授賞式への参加、およびグリーンピース・ジャパンが企画する国内ワークショップへの参加権が与えられる。

参加は、年齢・性別不問でグループ応募可。作品形式は未発表のオリジナルのイラスト、文章、彫刻、デジタル・アート、アニメーション、動画など。生成AIの使用も可。

審査は、「提案の適正性」「提案の未来性」「提案の独創性」を基準に総合的に評価される。審査員は、ミュージシャンのアレクサンドル・ダイ・カスタン氏、グリーンピース・ジャパン、デジタル・ストラテジストのスヴェンソン・アン氏、imageMILL代表のリック・グレハン氏が務める。

【プレスリリース】使い捨てプラのない未来はどんな世界?新しいビジョンを創るアイデアを大募集ーーアイデアコンペNEXT ECO 100を立ち上げ
【参照記事】NEXT ECO 100
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(※画像の出典:グリーンピース・ジャパン)