株式会社JEPLANは、脱炭素成長型経済構造移行推進機構(GX推進機構)を引受先とする第三者割当増資を実施し、資金調達を行ったと発表した。調達した資金は、PETケミカルリサイクル事業の拡大に充てられる。
GX推進機構は、日本政府が掲げるグリーントランスフォーメーション(GX)の中核を担う機関として法律に基づき認可法人として設立され、今後10年間で官民合わせて150兆円超の投資を実現するための金融支援業務などを担ってきた。政府が策定した「GX2040ビジョン」でも、プラスチックの資源循環は重点分野の一つに位置づけられている。
一方で、国内の廃プラスチック処理は、焼却によるサーマルリサイクルや、再利用の過程で品質が低下しやすいカスケードリサイクルが中心となっており、資源を持続的に循環させるリサイクル技術の社会実装拡大が課題となっている。JEPLANは、飲料ボトルや繊維、フィルムなど幅広い用途で使われるPETを対象に、使用済みPETを分子レベルまで分解し、不純物を除去したうえで石油由来と同等品質の再生PETへとよみがえらせるケミカルリサイクル技術を保有している。
PETの原材料の多くを海外に依存する中、使用済みPETを国内資源として循環させ、原料を安定的に確保できる点は経済安全保障の観点からも評価されており、脱炭素・資源循環の社会実装を推進する点も含めて、GX推進機構からの出資が決定した。
JEPLANは今回の出資を通じて、廃PET原料の活用拡大を進めるとしている。商用規模のPETケミカルリサイクルプラントを10年以上運営してきた実績を基盤に、PETボトルだけでなくポリエステル繊維や工業用フィルムなど幅広いPET製品を対象とした水平リサイクルの拡大を目指す方針だ。
JEPLANグループは国内外のパートナーとの連携をさらに進め、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを推進していくとしている。同グループは、ペットリファインテクノロジー株式会社(神奈川県川崎市)と北九州響灘工場(福岡県北九州市)の2拠点をリサイクル拠点として運営し、国内外への技術ライセンス事業も進めている。
【プレスリリース】JEPLAN、GX推進機構から資金調達- 資源循環と脱炭素社会の実現に向けたPETリサイクルの高度化・拡大を推進 -
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