サステナビリティ支援事業を展開するハーチ株式会社は4月9日、サーキュラーエコノミーに特化した創業支援プログラム「CIRCULAR STARTUP TOKYO(サーキュラースタートアップ東京)」第2期の成果発表会「Final Demo & Exhibition Day」を、2025年3月7日に開催したことを発表した。

本プログラムは、東京都のスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」の協定事業者である同社が運営し、循環型ビジネスの創出を目指す起業家や研究者らに対して、創業・事業開発・資金調達支援を行うものである。

第2期(2024年11月〜2025年3月)には16チームが参加し、うち14チームが成果発表会に登壇。登壇者は、IT、アパレル、農水産業など多様な分野での循環型ビジネスに関するアイデアや技術について、投資家や企業関係者に対して発表した。

登壇者

  • 荒 裕太氏・原田 雄司氏(株式会社Ripples)
  • 清水 雅士氏(マイクロバイオファクトリー株式会社)
  • 坪沼 敬広氏・野田 英恵氏(合同会社渋谷肥料)
  • 鶴崎 祐大氏・朴 旻氏(株式会社Seafood)
  • 中村 周太氏(株式会社Circloop)
  • 榎本 剛司氏(静岡県立大学)
  • 王 振江氏(株式会社東芝)
  • 須藤 簡子氏(Bluebird株式会社)
  • 長末 雅慎氏(有限会社GMGコーポレーション)
  • 平田 健夫氏(合同会社サイクラス)
  • 松江 明葉氏
  • 守田 篤史氏・和田 由里子氏(株式会社ペーパーパレード)
  • 八神 実優氏(株式会社Gaiapost)
  • 李 哲揆

水平リサイクル対応のプラスチック容器や、デニム廃繊維からインジゴ染料を回収する技術の開発、都市型サーキュラー商品を企画販売、また、粗大ごみの再利用を支援するAIプラットフォーム、藻類を活用した循環型農業、使用済み紙オムツのリサイクルなど、社会課題と結びついたプロジェクトも多数発表された。

プログラムでは、起業家や投資家ら40名以上がメンターとして参画し、講義や面談、創業・事業拡大・資金調達につながるようマッチング機会の提供を行ってきた。

ハーチは今後も各チームとメンター、パートナー企業との連携を継続し、循環型社会への移行を支援していく方針だ。

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