Loop Japan合同会社は2020年12月29日、循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」の日本版ウェブサイトをオープンしたことを発表した。ウェブサイトの訪問者は事前登録でき、登録者は不定期に送られるLoopからのメールマガジンを受け取れる。

Loopは、これまで使い捨てられていた容器ボトルを再利用可能なものに置き換えることで、使い捨てプラスチックの削減を目指している。すでに、小売店パートナーとしてイオン株式会社が、ブランドパートナーとして24社が参加している。発表されているブランドパートナーは16社で、アース製薬株式会社、味の素株式会社、江崎グリコ株式会社、エステー株式会社、NSファーファ・ジャパン株式会社、大塚製薬株式会社、キッコーマン株式会社、キヤノン株式会社、キリンビール株式会社、株式会社資生堂、株式会社ネイチャーズウェイ、株式会社フィッツコーポレーション、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社、ユニ・チャーム株式会社、luv waves of materials株式会社、株式会社ロッテとなっている。Loopは2021年3月から東京都内を中心とした5,000世帯ならびに一部イオンの店頭で販売を開始する予定だ。

なお、Loopの事前登録は日本全国どこに住んでいても行える。事前登録とLoopを使用できる本登録は別で、本登録については2021年以降に発表するとしている。

Loop Japan

「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、循環型ショッピングプラットフォームLoopを日本で展開する社会的企業。Loopは、これまで使い捨て容器で販売されていた製品をリユース可能な容器で販売するほか、使用済み容器を回収し、洗浄・製品の再充填を行い再販する。同社はLoopを通じて使い捨てプラスチックを削減するだけでなく、使い捨て文化からの脱却を目指している。2019年1月にスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムで発表されてから、世界3カ国で展開しており、今後日本を含め6カ国に拡大させる予定だ。

【プレスリリース】日本版Loopウェブサイトがオープン、事前登録を開始〜登録者にはLoopからのお知らせをメール配信〜
【参照サイト】Loop サービス提供開始
【参照記事】容器の所有権をメーカーが取り戻す。サーキュラーエコノミーのプラットフォーム「Loop」の挑戦