近距離無線通信技術(NFC)の標準化団体であるNFCフォーラムは6月17日、コア仕様のメジャーアップデート「NFC Release 15」を発表した。この更新により、認定デバイスの標準読み取り範囲が従来の4倍に拡張されるほか、サーキュラーエコノミーの鍵となる「デジタル製品パスポート(DPP)」をサポートする新標準が導入された。

今回のアップデートで、NFCの認定読み取り範囲は従来の0.5cmから2cmへと拡張された。この「動作ボリューム」の拡大は、利用者がより離れた位置から非接触通信を開始できることを意味する。これにより、接続がより早く確立され取引速度が向上するほか、デバイスを正確にかざす必要性が低減し、全体としてよりシームレスなユーザー体験を実現する。NFCフォーラムは、この改善がsoftPOS(スマートフォンを決済端末として利用する技術)、自動車、交通、アクセス制御、ワイヤレス充電など、多様な分野でのNFC採用をさらに促進すると見込んでいる。

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