米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)の研究チームはこのほど、使用済みソーラーパネルの廃棄・リサイクル・再利用についてのレポート「Role of the social factors in success of solar photovoltaic reuse and recycle programmes(ソーラーパネルの再利用とリサイクルプログラムの成功における社会的要因の役割)」をオンラインジャーナルNature Energyで発表した。
2050年までに米国で1,000万トン、世界中で8,000万トンのソーラーパネルが寿命を迎えると同レポートは報告している。従来の研究は、ソーラーパネルの素材を技術的・経済的にリサイクルまたは再利用する方法に焦点を当てているものがほとんどで、社会的行動の影響については考慮してこなかったと同研究チームはみている。研究者らは、消費者の意識と行動を考慮することで消費者はソリューションの一部となり、サーキュラーエコノミーアプローチの採用加速に役立つとしている。同レポートの概要は、以下である。
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)