パナソニック株式会社くらしアプライアンス社は、3月14日、賃貸住宅向けサブスクリプションサービス「noiful(ノイフル)」で、家電に加えて家具も備え付けた賃貸住宅の提供を開始すると発表した。

noifulは、賃貸住宅に家電パッケージをサブスクリプションで提供するビジネスモデル。空き家や空室の増加、家電の廃棄量増加などの社会課題に注目し、サーキュラーエコノミー事業として2022年1月にスタートした。

サービスは、パナソニック製の家電が備えつけられた「noiful ROOM」と、生活動線から家電の配置まで工夫しリノベーションした家電付き物件「noiful LIFE」の2種類。「入居したその日から、より自分らしく、より快適なくらしを実現する新たな住まい方」を提案する。

住宅に新たな価値をつくる「住まいの循環」、引っ越し時の家電廃棄を抑制する「モノの循環」、そして持たずに軽やかに住まいを替える「くらしの循環」を生み出すことを目的とする。

新たに開始するのは、noiful ROOMで、従来の家電パッケージに加え家具も設置して住空間をコーディネートするプランだ。Basic(1K、1R)、Standard(1K、1R、1DK)、Business(1DK、2K)、DINKs(2K、1LDK)の4種の部屋タイプを提供する。対象物件は「ザ・パークハビオ 川口」「ザ・パークハビオ 東長崎」。

物件の管理業務は、不動産におけるサーキュラーエコノミーとDXの実現を目指す株式会社アンビション DX ホールディングスに委託する。家具はIKEA港北によるコーディネートだ。

「持たずに入居し、捨てずに退居」できるようなサーキュラーエコノミーの体現を目指し、同社は今後も、その土地やターゲット層に合わせ家電と家具でコーディネートした部屋を提供していく意向だ。

【プレスリリース】noifulが家電に加えて新たに家具をコーディネートした賃貸を開始
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