埼玉県産業技術総合センター北部研究所は、2024年7月10日に「食のサーキュラーエコノミー普及セミナー」をウェスタ川越で開催する。食のサーキュラーエコノミーの実現に向けた実践的なヒントを提供するためのイベントで、参加費は無料、定員は50名、申し込み期限は7月3日だ。セミナーは基調講演や成功事例の紹介を通じて、食のサーキュラーエコノミーへの取り組みをより身近なものにすることを目的としている。

基調講演では、株式会社東レ経営研究所、産業経済調査部の川野氏が登壇。食のサーキュラーエコノミーの重要性と、食品ロス削減や食品廃棄物の再資源化といった課題に対し、フードテックを活用し取り組んでいる事例を紹介する。

第二部では、川越紅赤芋みつの開発や孟宗竹パウダーの活用といった具体的な事例が発表される。川越紅赤芋みつは、使い道が限定的な規格外サツマイモと規格外米麴を生かした新製品。地域関係者の連携によって製品化につながった取り組みが紹介される。

また孟宗竹パウダーは、県内食品企業、東京電機大学、産業技術総合センター北部研究所による産学官連携の取り組み。東京電機大学発のベンチャー、日本バイオリファイナリー株式会社によるクラウドファンディングや、新商品開発開始までのストーリーを紹介予定だ。

産業技術総合センター北部研究所は、「食の再資源化トライアル拠点」として、食のサーキュラーエコノミーに取り組む企業を技術的に支援しており、今回のセミナーはその一環。セミナーはオンデマンド配信も予定されている。

食のサーキュラーエコノミーへの関心が高まり、より多くの企業や生活者が実践するきっかけとなることが期待される。

【プレスリリース】食のサーキュラーエコノミー普及セミナーの参加者を募集しています! ~食のサーキュラーエコノミーを始めるヒント、見つけませんか~
【参照記事】食のサーキュラーエコノミー普及セミナー
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