米国に本拠を置くNPOであるSustainability Accounting Standards Board(サステナビリティ会計基準審議会、以下SASB)はこのほど、気候リスク技術報告書を発表した。
SASBは、企業の情報開示と投資家の意思決定を支援するべくESGに関する開示基準を開発している。今回の報告書は、気候関連のリスクと機会に関する開示を投資家がよりよく理解・測定・管理できるようにすることを目的として作成された。同報告書では、気候リスクの体系的性質の分析と気候リスクの種類(物理的・移行・規制)ごとに分類されたSASBマテリアリティマップの気候に焦点を当てた見解・産業別の財務影響チャネルの内訳・現在の開示慣行の概要・77業種のSASBの気候関連指標と関連リスクの表が示された。
同報告書における結論およびSASBの今後の展望は、以下のとおりである。
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)