リユース事業を展開するバリュエンスホールディングス株式会社はこのほど、エレン・マッカーサー財団のネットワークに加盟した。
同社グループは2011年の設立以降、リユースを事業の中核としてきた。現在は、リユースの普及促進を通じて国内外でサーキュラーエコノミー移行への取り組みの一端を担っていると同社グループは認識している。
2010年に設立されたエレン・マッカーサー財団は、民間・公共部門の政策立案者や学術界と共同で、サーキュラーエコノミーへの移行や課題解決に向けた施策を設計・開発している。活動内容は、サーキュラーエコノミーに関わる情報の発信・世界的ネットワークの構築・学習コンテンツの提供まで幅広い。
現在、エレン・マッカーサー財団のネットワークには、同社グループの事業と関連が深い多くのラグジュアリーブランドや小売企業をはじめとする世界の企業300社以上が参画している。同社グループは今後、これらの企業との意見交換などを通じて国内外におけるサーキュラーエコノミーへの移行に向けて活動を強化していく意向だ。
エレン・マッカーサー財団のネットワークへの日本企業の加盟は、同社で6社目となるとともに、国内リユース業界では初となる。他5社は、株式会社ブリヂストン・株式会社三菱ケミカルホールディングス・株式会社ミツカン・フタムラ化学株式会社・芙蓉総合リース株式会社である。
リユース事業は、エレン・マッカーサー財団が掲げるサーキュラーエコノミーの3原則の1つ「製品と原材料を捨てずに有効に使い続ける」、およびアクセンチュアが分類するサーキュラーエコノミーの5つのビジネスモデルのうちの1つ「製品寿命の延長」に該当する。加えて、現行の第四次循環型社会形成推進基本計画(2018年閣議決定)のなかで、リユースは国の取り組みとして促進・評価するべき事業モデルに定められている。今後の成長が見込まれるリユース事業を展開する同社が、エレン・マッカーサー財団ネットワークにおいて加盟企業と関係を強化し、サーキュラーエコノミー移行に貢献していくことが期待される。
【プレスリリース】国内リユース業界初!バリュエンス、サーキュラーエコノミー実現を推進する国際慈善団体 エレン・マッカーサー財団のネットワークへ加盟
【参照サイト】Ellen MacArthur Foundation
【参照サイト】エレン・マッカーサー財団とは・意味
*冒頭の画像の出典:バリュエンスホールディングス株式会社