ヤマダホールディングス株式会社はこのほど、株式会社ミダックホールディングスと合弁会社「(仮称)株式会社グリーン・サーキュラー・ファクトリー」設立に向けた基本合意書を締結した。

グリーン・サーキュラー・ファクトリーは群馬県高崎市に設立され、資源循環型インフラ事業と廃棄物処分事業を展開する予定。ヤマダホールディングスが有する資源循環システムとミダックホールディングスが有する廃棄物処理能力の活用と深化を目指す。両社は、国内における資源循環型インフラ事業への成長投資を積極的に実行し、循環型経済圏の構築と利益の最大化を実現したい考えだ。

ヤマダホールディングスは環境事業において、顧客から買い取った家電製品をグループ会社のリユース工場で検査・修理・クリーニングし、リユース品としてヤマダアウトレット店舗で販売している。リサイクル部門は同社グループ各店舗で回収した使用済み小型家電を資源化するべく、認定事業者であるグループ会社で解体・破砕・分別して再資源化素材を生産している。今回、同社の環境分野におけるこうした取り組みを加速するべく、ミダックホールディングスとの合弁会社設立の基本合意書締結に至った。

合弁契約締結と合弁会社設立は、2023年8月中を予定している。

1997年、ヤマダホールディングスは家電製品リサイクルを手掛ける株式会社シー・アイ・シーを設立し、家電製品のリユース事業に本格参入した。2022年5月にヤマダ東日本リユースセンター群馬工場(群馬県藤岡市)を増設し、リユース製品生産体制を拡充している。

【プレスリリース】株式会社ミダックホールディングスとの合弁会社設立に向けた 基本合意書の締結に関するお知らせ
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