テラサイクルジャパン合同会社は2024年7月1日、新たなリサイクルサービス「ゼロ・ウェイスト・バッグ」を神戸市内で開始した。使用済みプラスチック製品や空き容器を「ゼロ・ウェイスト・バッグ」に収納し、回収を依頼することでリサイクルを実現する。このサービスは専用ウェブサイトで注文が可能で、環境負荷の低減に貢献することを目指している。

「ゼロ・ウェイスト・バッグ」は、オフィスや店舗、施設などから出る産業廃棄物を少量からでもリサイクル可能にする新しいサービス。具体的には、有料のリサイクル専用バッグを購入し、回収対象アイテムを収納して集荷を依頼すると、テラサイクルが回収しリサイクルを行う。埋立地や海洋に流出するプラスチックを削減し、消費財が環境に与える影響を抑えることにつながると期待される。

リサイクル対象アイテムは多岐にわたり、オーラルケア製品やハンガー、ビューティケア製品、ヘアケア製品、文房具、梱包資材、洗剤、電源ケーブルなどが含まれる。

ヘアサロンやアパレル関連、宿泊業、一般企業のほか、学校や公共施設など、様々な企業や団体によるサービス活用を目指す。また、自治体や関連企業との協力を深め、全国にサービスを拡大する計画だという。

テラサイクルジャパンは、「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、廃棄物問題に対する革新的かつ持続可能なソリューションの開発に取り組むソーシャルエンタープライズ。同社はリサイクル・再生資源・リユースを推進するプラットフォームを構築・運営し、米国に本社を置き世界21カ国で活動している。

「ゼロ・ウェイスト・バッグ」の導入により、オフィスや店舗、施設から排出される廃棄物のリデュース、リユース、リサイクルが加速することが期待される。

【プレスリリース】新たなリサイクルサービス「ゼロ・ウェイスト・バッグ」を神戸市内で開始
【参照記事】ゼロ・ウェイスト・バッグの仕組み
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