北米で進むサーキュラーエコノミー移行に向けた取り組みは、ヨーロッパや世界の他の地域と比べ、どのように異なっているのだろうか。
サーキュラーエコノミーは、新型コロナ危機からの社会的・経済的回復の道筋を示すとともに、イノベーションを加速させ、将来的にその地域の繁栄をもたらす。フィンランド、ヘルシンキにてThe Finnish Innovation Fund Sitraが開催したウェブフォーラム「WCEFOnline(World Circular Economy Forum Online)」(世界循環経済フォーラムオンライン)のプログラムの一つ「The journey to a circular economy in the Canada-US Region(カナダ・アメリカ地域でのサーキュラーエコノミーへの道のり)」では、北米のビジネス・政治のリーダーが一同に集まり、サーキュラーエコノミーへの移行のなかでのエネルギー・資源・製造における課題を共有し、常に変化し続ける世界の消費や雇用の流れから、今後サーキュラーエコノミーへの移行を推し進める中での新たな原動力となる分野について議論を交わした。
本記事は、このイベントでのレポートを通して、北米のサーキュラーエコノミー移行への現状と課題を理解し、チャンスを探るものである。
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西崎 こずえ
西崎こずえ。アムステルダム在住CE Hub編集部員。経営戦略とサステナビリティの融合に強みを持つ。2024年4月よりオランダ拠点のサステナビリティ経営コンサルティングファーム「Except Integrated Sustainability」に参画。サステナビリティに情熱を燃やす人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人で管理人。アウトドアが好き。Note: note.com/kozk0z