※この記事は、オランダのCircle Economyが12月17日に同社ブログに掲載した記事を、執筆者のNoah Baars氏、Laxmi Adrianna Haigh氏に許諾を得て筆者が翻訳しています。
サーキュラーエコノミーは生物多様性を必要とするが、生物多様性はサーキュラーエコノミーを必要としているだろうかーーー。私たちの答えは「Yes」だ。
私たちは未だに新型コロナのパンデミックに立ち向かう術をはっきりと見いだせていない。今後私たちはさらなる困難に直面することが予測されている:気候崩壊と生物多様性の損失だ。地球上の生物多様性損失を防ぐために、私たちはこの先10年で少なくとも30%の陸地と海を守る施策を生み出さなければならない。今私たちが自らに投げかけなければいけないのは、「新型コロナのワクチンを接種した後、次なる危機が起こるのを待つか」、それとも「今行動を始めるか」という問いだ。
本記事は、サーキュラーエコノミーのために生物多様性が必要だが、生物多様性がサーキュラーエコノミーを必要としているのかという点について考察するものである。

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西崎 こずえ
西崎 こずえ(にしざき こずえ)。オーストラリア・キャンベラ大学卒。アムステルダムを拠点とするサステナビリティ特化型コンサルティング企業「Horizon Green(https://www.horizongreen.eco/)」ファウンダー。サーキュラーエコノミー、再生可能エネルギー・水素、クリーンテック分野において、主に欧州と日本の企業・政府機関を支援。事業性とサステナビリティの統合に強みを持ち、ビジネスモデル構築、R&D支援、商談調整、プロジェクトマネジメント、投資家・技術パートナーとの連携、研修プログラムの提供など多岐にわたるサービスを展開。サステナビリティに情熱を注ぐ人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人。