化学大手の独BASFはこのほど、電池リサイクルの試験施設をドイツの東部シュバルツハイデ市に建設することを発表した。
2023年初頭に稼働予定の同施設では革新的技術により、使用済みリチウムイオン電池と生産スクラップからコバルト・ニッケル・マンガンなどの有価金属、および経済的な理由からいまだにリサイクル率の低いリチウムも抽出する。リサイクル施設で抽出された金属は、新しい正極材活物質の製造に利用され、電池のバリューチェーンにおける循環性を実現するとしている。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。