ファッション業界のサステナビリティを推進するNGOであるGlobal Fashion Agendaが主導するCircular Fashion Partnership*は、バングラデシュにおける繊維廃棄物のより効率的な利用が生み出す効果に関する分析結果を発表した。調査によると、国内で発生する廃棄コットンの100%リサイクルを実現した場合、コットンの輸入量を15%削減でき、その効果は5億ドルに相当すると試算される。
バングラデシュにおける繊維廃棄物の規模とその価値
本調査によると、バングラデシュでは2019年に既製服と織物工場から排出された廃棄物が約577,000トンあり、その約半分(25万トン)が100%純粋なコットンの廃棄物であった。この100%コットンの廃棄物は、リサイクル市場では最大1億ドル相当の価値があると推定される。
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和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。