日本生活協同組合連合会(以下、日本生協連)は1月21日、環境や社会に配慮した主原料を使った商品を共通のロゴマークを付けてシリーズ化し、「コープサステナブル」として2021年2月より本格展開することを発表した。
(出典:日本生活協同組合連合会)
2018年6月に採択した「コープSDGs行動宣言」に基づき、日本生協連はコープ商品におけるエシカル消費対応の取り組みを進めてきた。環境や社会に配慮した商品であることを示す認証マークの種類が増えるなか、共通のロゴマークを容器包装に表示することで、サステナブルな商品を分かりやすく選びやすくして、SDGsおよびエシカル消費の取り組みをより一層発展させていく。
「コープサステナブル」は以下の3つのテーマで展開し、共通ロゴの下部にメッセージを表示する。(品目数は2021年1月21日現在発売中および2021年5月までに発売予定の品目数)
1.海の資源を守る
主原料となる水産物はすべて、持続可能であると認証された漁業で漁獲
該当する認証(全14品):MSC、ASC、マリン・エコラベル・ジャパン、BAP
商品例:「CO・OP骨取り赤魚の煮付け(しょうゆ)」
(出典:日本生活協同組合連合会)
2.森の資源を守る
主原料は、森林の適切な管理に配慮して作られた農林産物や再生紙を使用
該当する認証(全10品):FSC、レインフォレスト・アライアンス、RSPO、エコマーク
商品例:「CO・OP未晒し原料を再利用したトイレットペーパー」
(出典:日本生活協同組合連合会)
3.オーガニック
主原料は、農薬や化学肥料に頼らずに、環境負荷の少ない農法で栽培
該当する認証(全6品):有機JAS
商品例:「CO・OP有機えごま油」、「CO・OP鹿児島県産有機栽培 緑茶」(2021年1月新発売)
(出典:日本生活協同組合連合会)
フェアトレード認証品については、上記認証マークとのダブル認証となっている場合、いずれかのテーマ別ロゴを使用する。
コープ商品は、「ふだんのくらし」を応援する「基本商品」と、くらしや価値観の変化に伴うコープへの新たな期待に応える商品群に大別される。「コープサステナブル」は後者の商品群の一つとして、今後組合員のなかでさらに高まっていくと予想される「サステナブルなくらし」の実現の願いに応えるシリーズとなる。日本生協連は、”おいしい、うれしいが「未来につながる」”をキャッチコピーとして、「コープサステナブル」の周知と拡大に努めていく意向だ。
【プレスリリース】環境や社会に配慮した主原料を使った商品に、共通ロゴを付けてシリーズ化「コープサステナブル」2月より本格展開
【参照サイト】SDGsと生協