株式会社電通(以下、電通)と株式会社フォーステックはこのほど、IoTスマートリサイクルボックス「SmaGO(スマゴ)」を活用した共創型事業で業務提携したと発表した。

SmaGOは、太陽で発電・蓄電した電気を使ってごみを自動圧縮することで、5〜6倍の容量を一度に捨てられるのが特長だ。ごみの量をセンサーで把握し、適切な回収時間をごみ回収業者に通知することで、回収頻度とコストを大幅削減し、回収作業に伴うCO2排出量も削減するとしている。これまでに世界46カ国で7,000台以上導入されている。

電通は同提携により、ごみの回収・処理・再生利用などに対し、SmaGO普及へのPR活動・蓄積されたプラスチックごみなどを再利用した製品開発・ビーコンなど現状実装されていないテクノロジーを掛け合わせた次世代SmaGOの開発など、社会実装を推進していく意向だ。これらの展開に当たって、SmaGOを起点とした企業・地方自治体との共創型事業モデルの構築、およびマーケティング・コミュニケーション戦略支援を通じて実施するとしている。

(出典:株式会社電通)

同提携の具体的な取り組みとして、以下が予定されている。

  1. SmaGOを起点とするサーキュラーエコノミー普及に向けた、マーケティング・コミュニケーション戦略支援
  2. ビーコンなど、現状実装されていないテクノロジーを掛け合わせた次世代SmaGOの企画・開発
  3. SmaGOに蓄積されたプラスチックごみなどを再利用した製品モデルの開発など、企業・行政機関・NPO法人などと連携した共創事業モデル開発
  4. ごみ処理課題を抱える地域・施設へのSmaGOの導入推進など、企業・地方自治体に向けた共同販売活動
  5. SmaGOラッピングによる広告モデル

なお、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が実施する「TEAM EXPO 2025」プログラムにおいて、電通は共創パートナーとして、共創チャレンジ「Team SmaGO」を支援している。

現在、ごみ回収の効率化を目的としてDXなどを用いた多くの取り組みが進められているなか、ごみ圧縮機能を特長とするSmaGOを活用した同提携の今後の展開が期待される。

【プレスリリース】電通、IoTスマートリサイクルボックス「SmaGO」活用の共創型ビジネスで フォーステック社と業務提携し、サーキュラーエコノミーを推進