自動車メーカーの独メルセデス・ベンツはこのほど、ドイツ南部のクッペンハイムに現在建設中の自社リサイクル施設で、2023年に実証プロジェクトを開始することを発表した。この施設はカーボンニュートラルとなることを宣言しており、同プロジェクトはリサイクルソリューションを手掛ける合弁会社のPrimobiusおよび複数の研究機関との協働で実施される。
メルセデス・ベンツはサステナビリティを自社の企業戦略の不可欠要素と定め、生産におけるカーボンニュートラルと全車種のEV移行を目指している。また、リサイクル可能素材のクローズドループシステムの構築・循環型設計・価値の維持・リサイクル処理にも焦点を当てている。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。