オランダ政府はこのほど、サーキュラーエコノミー移行による低・中所得国のリスクと機会についてのポリシーブリーフを刊行した。
2050年までにサーキュラーエコノミー移行を達成するという目標をオランダは掲げている。オランダ外務省の要請で作成された同文書では、サーキュラーエコノミー移行による低・中所得国のリスクと機会は、オランダのサーキュラーエコノミー政策だけでなく、SDGs実現を目指す開発協力にも関連すると結論付けた。
同文書刊行の背景には、国際的なサプライチェーンを有するオランダの輸出入にある。2017年のオランダの製品輸入は世界10位、輸出は6位となっており、オランダの消費と生産に関連する環境負荷における低・中所得国の割合は大きい。オランダ政府によると2015年、消費に関連する温室効果ガス排出量の40%と土地利用の90%がオランダ国外で発生し、そのうち40〜45%が低・中所得国で発生した。
クリューガー量子
ドイツ在住。ハイデルベルク市公認ガイド。「石油を掘りたい!」と工学を学び、日本で土木技術者として働く。その後、メキシコでスペイン語を学び、日西通訳として働く。2003年に渡独。現在ラグビーに夢中な2人の男子の母。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/
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