レコテック株式会社は3月14日、横浜市と「デジタル技術を活用した市役所ごみゼロルート回収の高度化事業」に関する連携協定を締結したことを発表した。
この協定は、レコテックの次世代型廃棄物計量管理システム「pool」の知見を活用し、横浜市が管理する約1,200拠点の施設から排出される資源のサーキュラーエコノミー推進と脱炭素社会の実現を目指す取り組みである。
具体的な目的として、廃棄物データの高度な分析と最適化、収集運搬プロセスの効率化が挙げられる。ルート回収参加施設における詳細な廃棄物データの調査や、システム要件の戦略的検討を行い、廃プラスチック類の再資源化を考慮したルートシミュレーションを実施する。これにより、データ駆動型の効率的な収集運搬システムの構築を目指す。
「pool」は、「誰が」「どこで」「何を」「どれだけ」排出しているのかを管理する次世代型廃棄物計量管理システムである。資源フローの一次データを把握することで、廃棄物データの集約と管理オペレーションの改善、収集運搬ルートの最適化、環境負荷低減に貢献することを目指している。
レコテックは、資源循環をデザインするResource Tech Startupとして、次世代型廃棄物計量管理システム「pool」の提供や、国産100%PCR材「pool resin」の開発、Circularity Design Consultingなどの事業を展開している。
同社は、同協定を通じてデジタル技術による廃棄物管理のモデルの確立とサーキュラーシティの実現を目指し、他自治体への横展開を図っていく方針。
【プレスリリース】RECOTECH、横浜市とpoolによる廃棄物のデジタル管理で連携協定を締結
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(※画像の出典:レコテック株式会社)
