Circular Economy Hubでは、サーキュラーエコノミーの実現を目指す国内外のさまざまな動きを発信している。そもそもサーキュラーエコノミーとはどのようなもので、実際の社会に適応されるとどのように機能するのかーー。サーキュラーエコノミーについて理解を深めるため、筆者はエレン・マッカーサー財団が10週間にわたって提供するオンライン学習プログラム「From Linear to Circular: Open to All」に参加している。そこで得た学びを、毎回レポートする。
※本レポートは、エレン・マッカーサー財団に許可を得たうえで、講義内容等を掲載したものです。
これまでの講義レポートはこちら
第1回「サーキュラーエコノミーとはそもそも何か?」
第2回「サーキュラーエコノミーのためのデザイン」
第3回「循環するビジネスモデル」
第4回「次の段階のサーキュラーエコノミー」
第5回「プラスチックのサーキュラーエコノミー」
第6回「サーキュラーエコノミーと都市~建築、交通、食料システムを変える~」
ファッションの現在地からサーキュラーエコノミーを考える
講義の冒頭、参加者にクイズが出された。
クイズ:次の1〜3について、正しいでしょうか、誤りでしょうか。あなたの予想を答えて下さい。
- この15年で、洋服の生産量は2倍になった一方で、1着あたりの利用は40%に減った。
- 世界では、1分ごとにトラック1台分の服が埋め立て処分されている。
- 世界で生産される化学薬品の4分の1が、ファッション製品の生産に使われる。
あなたはどう思うだろうか。読み進める前に一度考えてほしい。
この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。
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西崎 こずえ
西崎こずえ。アムステルダム在住CE Hub編集部員。経営戦略とサステナビリティの融合に強みを持つ。2024年4月よりオランダ拠点のサステナビリティ経営コンサルティングファーム「Except Integrated Sustainability」に参画。サステナビリティに情熱を燃やす人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人で管理人。アウトドアが好き。Note: note.com/kozk0z