エレン・マッカーサー財団は11月23日、レポート「Circular Business Models:Redefining growth for a thriving fashion industry(循環型事業モデル:繁栄するファッション業界の成長の再定義)」を発表した。本レポートでは、ファッション業界が衣類の生産量を削減しながら収益を増やすために有効なビジネスモデルと、それらの方法でビジネスを行うために企業がとるべきアクションを提示している。
衣類を新規に生産せずに収益を上げることを可能にするファッション業界の循環型ビジネスモデルは、同業界がより良い方法で成長する重要な機会となる。再販・レンタル・修理・リメイクを含むビジネスモデルは、温室効果ガスの排出を大幅に節約でき、2030年までに7,000億ドル相当の価値を生み出すことができる。この価値は、世界のファッション市場の23%に相当する大きなものであるが、これを実現するためには企業は次の4つの重要なアクションをとらなければならない。
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和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。