1月17日~21日に世界経済フォーラムが開催したダボス・アジェンダにおいて、今後10年でサーキュラーエコノミーの取り組み規模を倍に引き上げる方法について提案された。以下にその概要を紹介する。
現在のサーキュラリティ
世界における目下の消費行動は持続可能であるとはいえず、商品の生産と消費活動は気候変動および生物多様性の損失の根本的な要因となっている。約45%の温室効果ガスは食料や製品を生産し使用する過程で排出されており、生物多様性損失の90%以上が天然資源の抽出・加工過程に起因している。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。