ドイツ政府はこのほど、使い捨てプラスチック基金法案を閣議決定した。同案が可決されると、連邦環境庁は基金を創設・管理し、特定使い捨てプラスチック製品のメーカーには拡大生産者責任が導入され、基金への支払いが求められる。
同案の目的は、使い捨てプラスチック製品のポイ捨てとポイ捨てによる環境負荷を削減することだ。EUは、特定使い捨てプラスチック製品の消費を削減し、環境への投棄を制限して「資源」であるプラスチックを適切に管理することを目指し、使い捨てプラスチック製品禁止指令を2019年に採択した。同案は、EUの使い捨てプラスチック製品禁止指令の第8条第1項から第7項を国内法に適用するものとなる。
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)