多くのエネルギーを消費し、CO2を排出している建設業界。課題の一つは、建材のリユースだ。世界の多くの都市で建材のリユース拠点が設置されはじめ、解体後の建材が保管・加工され、建材を必要としている現場へと送り出されている。EUでも一定以上の建材をリユースするよう規制整備が進む。
では、建材のリユース拠点はどこに、どれだけあればよいのだろうか。この疑問に応えるため、米マサチューセッツ工科大学(MIT)はアムステルダムにおける木材利用を例にリユース拠点の最適な数を検証し、3月15日付けで論文を公表した。
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山口 真矢子
山口真矢子(やまぐち まやこ)。英国在住。一級建築士、Project Management Professional(PMP)。鉄道会社とエンジニアリング系コンサルティング会社で、建築工事・改修プロジェクトのマネジメント、建築や都市に関わる調査、事業コンセプトの立案などを経験。専門分野:建築工学、施設管理、プロジェクトマネジメント、建築・都市のサステナビリティ。